煮ても焚いても”煮崩れせず” 、 含んだ出汁を”しっかり抱きかかえ” 、 口の中では”とけそでとけず” 、 するりと喉ごし良く 、 一粒一粒しっかり味わっていただけるお麩です 。
二、くさの独自の塩梅。
草野の朝、職人は均質かつ 。 きめ細かい網目となるように 気温 、水温 、小麦粉の状態を見極め 、 水を打ち 、練り 、寝かせて生地をつくります 。 生地はまるで生きもののように 、扱い方や時間の経過により 硬くなったり、軟らかくなったり変化していきます 。 だからこそ職人は小麦たんぱくと日々向き合い、 肌で感じ、手で触れ、 五感すべてで対話します。 くさのの麩づくりはここから始まります 。
三、丹念に焼き上げられたお麸。
しっかりと出汁を抱き 、とけそうでとけない食感に、 決定的な影響を与えるのが小麦たんぱくです 。 職人花形は小麦たんぱくを手に取りその状態を肌で感じながら 、 昔ながらの製法で生地を傷めず丁寧に伸ばし 、 ふっくらと釜で焼き上げます 。 きめ細やかな網目を均一に維持できるように 、 それぞれの工程を手仕事で丹精込めて進めていきます 。 そうして出来上がるのが 、 とけそうでとけない くさのの麸です 。